枯れ木も山の賑わい

先日、60代のAさんと面談をしました。

Aさんは、無口な方で、おおらかな雰囲気を感じさせるかたです。

Aさん自身も.大体のことは人には合わすことが出来るし、事を荒立てるタイプではないとおっしゃられていました。

昔から、物静かなので、いるのかいないのか分からない存在とよく言われますと、笑ってらっしゃいました。

そんな雰囲気とは裏腹に当事者会に参加したり、高次脳機能障がいに関する講演会へはよく足を運ぶ活動的な一面もあり、私は、いつも刺激を貰っています。

Aさん曰く、色々と足を運ぶのは…「枯れ木も山の賑わい」なんだそうです。

なんの発言をするでも無く、ただそこに座っているだけだが、いつもそこにいて、いないよりはましな存在なんだそうです。

Aさんは、当事者の方に出会い、そこでピアカウンセリングを受けて、心が救われたそうです。

そんなAさんは、10年前脳梗塞を発症し高次脳機能障がいと左半身麻痺が後遺症として残ってしまいました。

急性期病院に入院中、車いすに乗り、動く右手右足で車いすを駆動し、何度も死にたいと思ったそうです。

しかし、左半身麻痺があるため、一人で死ぬこともできない...と、落胆したそうです。

リボーン天王寺で、あの時に死にたかったと発言されるのは、Aさん一人ではありません。何人もの方が、死にたかったと語ります。

先日、60代のAさんと面談をしました。

Aさんは、無口な方で、おおらかな雰囲気を感じさせるかたです。Aさん自身も、大体のことは、人には合わすことが出来るし、事を荒立てるタイプではないとおっしゃられていました。昔から、物静かなので、いるのかいないのか分からない存在とよく言われますと、笑いながらしゃべられていました。しかし、そんな雰囲気とは裏腹に当事者会に参加したり、高次脳機能障がいに関する講演会へはよく足を運ぶ活動的な一面もあり、私は、いつも刺激を貰っています。

そんなAさんは、10年前脳梗塞を発症し高次脳機能障がいと左半身麻痺が後遺症として残ってしまいました。

急性期病院に入院中、車いすに乗り、動く右手右足で車いすを駆動し、何度も死にたいと思ったそうです。

しかし、左半身麻痺があるため、ベランダの柵を乗り越える事なんてできず、死にたいのに、死ぬこともできない...と、落胆したそうです。

リボーン天王寺で、あの時に死にたかったと発言されたのは、Aさん一人ではありません。

何人もの方が、死にたかったと語ります。

高次脳機能障がいとは、それほどまでに辛く、追い詰められてしまうよう障がいなのだと、心に強く残っていきます。

そんな心の状態から、Aさんが脱したきっかけは何ですか?と尋ねてみました。

「それは、4点杖で歩けるようになったことかな。」

身体的な変化がAさんの心の変化をもたらしたそうです。

入院中は、リハビリを嫌がる人もいたけど、私は、リハビリが大好きで楽しくてたまらなかった。と笑いながら話してくださいました。

また、印象に残る新人理学療法士さんにも出会ったそうで、Aさんが新人理学療法士さんの人生で2人目の受け持ち患者になったようで、不安も感じた様子でしたが、一生懸命にリハビリをしてくれたことが印象深かったようです。

10年たって思うことは、なかなかお迎えは来ない。

 

だそうです^_^