月に一回は、面談…雑談かな?笑
してるんですが、いろんな話をしています。
先日は、過去の自分について語られる方がいて
私は、リボーン天王寺10年目なのでその方の過去を知ってる人物なのですがね。
家から昔のメモが出て来たと。その内容がとても細かくかかれていて、こんなに細かく書いてたんやとあらためて驚かれていました。
思い返すと、発症から数年間はその方メモを取りまくっていて、そのメモをなくしてしまったりするとめっちゃ不安になっておられました。
理由は自分が日々の細かい出来事を忘れてしまうことへの不安が大きくありました。今までできていた事ができなくなり、過去の自分とのギャップを埋める作業のようにも感じていたことを振り返り話しました。
きっと、メモをとることでしか安心できなかったのでしょうね。でも、そのメモをとるという行為はとても、大変な作業でそばでみていて大丈夫かな?…と、私が不安になることもありました。
だから、私の頭を頼ってくださいとお願いしたこともありました。何か忘れたく無いこと、声かけて欲しいことは私に伝えておいてください!私がメモがわりになります!と…。
そんな話し合いを繰り返すうちに、メモをとりまくる行動は無くなりました。そこに至る心の変化はとても苦しかったと想像しています。
最近では、
忘れた…!
まぁいっかと思える事ができ始めたと。
とてもすごい変化です。そんな風に思えるまでにとても時間がかかったと思いますし、それでも記憶ができないことには毎回落ち込むかと思います。
本人の努力、家族や仲間、支援者と支えあいここまで来られたのかと思います。
記憶ができないということは本当におそろしい事です。でも、そればかりにとらわれず気持ちを切り替えられること、世の中の素晴らしい出来事や日々の自分の居場所や家族、仲間と過ごす日々を大切に思えることが心を成長させてくれるのではないかと思います。